第17回日本鉄道技術協会坂田記念賞の表彰者が決定しました。
この賞は、毎年1月から12月までにJREA誌、Japanese Railway Engineering（英文誌）、会誌サイバネティクス、鉄道サイバネ・シンポジウム論文集に掲載された記事の中から、特に優秀な論文を表彰するものです。
今回は、2024年分について、2025年3月に日本鉄道技術協会坂田記念賞選考委員会を開催し、新規性・先進性、論理性、表現力、実用性、社会的重要性等の審査基準に基づき選考したのち、同月開催の第4回理事会の審議の結果、次のとおり、最優秀賞、優秀賞、特別賞を決定しました。
表彰式は、6月9日（月）に開催される2025年度定時社員総会の後に行います。
最優秀賞
『新幹線車両架線電圧維持機能の開発と電源設備のスリム化』
（JREA2024年12月号）
東海旅客鉄道株式会社総合技術本部技術開発部電力技術チーム上席研究員 清水 俊匡 氏
東海旅客鉄道株式会社総合技術本部技術開発部車両制御チーム主幹研究員 森 優太 氏
優秀賞
『数理最適化計算を活用した東海道新幹線車両運用計画の自動化』
（JREA2024年1月号）
東海旅客鉄道株式会社新幹線鉄道事業本部運輸営業部管理課係長 小泉 匡秀 氏
東海旅客鉄道株式会社新幹線鉄道事業本部運輸営業部運用課課長代理 梅坂 宜忠 氏
優秀賞
『JR東日本における画像による車両CBMの取り組み ～車両外観検査装置を用いた自動検査の導入～』
（JREA2024年10月号）
東日本旅客鉄道株式会社鉄道事業本部モビリティ・サービス部門
車両ユニットマネージャー 久保田 遼 氏
東日本旅客鉄道株式会社鉄道事業本部モビリティ・サービス部門
車両ユニットチーフ 片野香菜子 氏
優秀賞
『Wooden Sleeper Deterioration Evaluation Method using Forward View Images of Train』
（列車前方画像を用いた木まくらぎの劣化度判定手法）
（Japanese Railway Engineering No.221）
公益財団法人鉄道総合技術研究所軌道技術研究部軌道管理研究室研究室長 坪川 洋友 氏
公益財団法人鉄道総合技術研究所情報通信技術研究部画像解析研究室研究室長 長峯 望 氏
公益財団法人鉄道総合技術研究所軌道技術研究部軌道管理研究室副主任研究員 加藤 爽 氏
公益財団法人鉄道総合技術研究所情報通信技術研究部画像解析研究室研究員 合田 航 氏
優秀賞
『タッチレス改札の研究開発』
（サイバネティクス 2024 Vol.29 No.2）
東京地下鉄株式会社鉄道統括部運輸システム課統括事務係 金子 航大 氏
東京地下鉄株式会社鉄道統括部運輸システム課副主任 西川 祥子 氏
優秀賞
『QRコードを用いたABTサービス基盤の開発－サイバネ規格準拠によるQR乗車券の連絡運輸の実現－』
（第61回鉄道サイバネ・シンポジウム論文集）
阪神電気鉄道株式会社都市交通事業本部電気部通信課課長補佐 民山 浩輔 氏
株式会社スルッとＫＡＮＳＡＩ取締役常務執行役員 松本 康宏 氏
ウェルネット株式会社サービス開発部担当部長 塩田 三郎 氏
特別賞
『日本提案の定時性に関する国際規格発行』
（JREA2024年2月号）
株式会社JR西日本メンテック事業開発部／技術企画部次長
（前 公益財団法人鉄道総合技術研究所鉄道国際規格センター主査（上級）
／前 ISO/TC 269/SC 3/WG 3（輸送計画）および同WG 2（運転シミュレータ）セクレタリ
兼エキスパート） 川之上俊博 氏
公益財団法人鉄道総合技術研究所鉄道国際規格センター管理課長
（ISO/TC 269/SC 3/WG 3（輸送計画）コンビーナ） 平井 力 氏
（注）受賞者の所属・役職名は論文発表当時のもの